コロナ禍は、実体のない経済システムの上に立つ、不安定で不安を内在する社会を露呈しました。
いのちから離れた経済に基づく社会システムに乗るのではなく、衣食住の基本に根ざした暮らしをベースに、無理をしない生活、そしてそれを人と人の相互に補い合う緩やかなつながりが支える場を創造し、地域と一体になった新しい社会づくりが真に持続可能で人を幸せにするでしょう。
衣食住は人の暮らしに不可欠なものであると同時にそれぞれが密接に繋がっていて、切り離せず、生活の場の中で営まれ、育まれます。
一般社団法人地湧の杜は、千葉県長生郡長南町の古民家を場として、この生活を実践し、研究、普及、啓発する場所として、新しいコモンズ的発想土台の上に創設されました。