地湧の杜(やや公式ブログ)

古民家・地域などの再生に取り組みます。週によっては、お気楽にしています(よって、やや公式です)

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【Just Enough1ー28】森林の管理

森林管理 各藩の森林の状況を把握した。森林が大事であることを理解し、勝手に伐採しないように管理を始めた。自然に落ちている木々を燃料に使った。なんと、江戸時代では、刃物をもって、山林にはいっていくと、死刑だった。人間の命より、エネルギーの方が…

【Just Enough1ー26】資源の循環

循環 江戸時代の資源は循環していた。図をみれば一目瞭然ですが、都市には農地から野菜や米、海からは、魚・水産物・海藻などがが運ばれ消費します。また、山岳からは木材や燃料(木炭)も都市に運ばれ利用されます。逆に、都市からはし尿が漁業の廃棄物(例…

【Just Enough1ー25】東洋の考え方

足るを知る 東洋は神が大きい。人間は一部だけだという考え方。権力者の欲がありすぎて、使いたい放題という考え方にはならず、倫理的に神と人間のバランスをとらないといけない。そこでタイトルのJust Enough、つまり「足るを知る」という考え方につながり…

【Just Enough1ー24】西洋の考え方

イエス様 西洋と東洋の違いを考えると、イエスは神ですが、人間がモデルなので、西洋では人間がTOPという考え方。よって、人間が全てをコントロールすべきという発想から考え方が組み立てられている。よって、人間の権力者は、地球の資源を使いたい放題とい…

【Just Enough1ー23】どうすればよいのか

安易に江戸時代に戻れということではなく、江戸時代のソリューションを参考にして、現代の技術を活用して、地球・人間に活かしたら良いのではということです。

【Just Enough1ー27】重要な森林

禿山 江戸時代での大きな問題は、森林だった。戦国時代に、戦争や城を作るために森林を伐採を繰り返し、荒れていた。江戸時代には石化エネルギーなどはないので、エネルギーは薪や木炭しかなく、森林から取るしかなかった。よって、江戸幕府は各地の森林の調…

【Just Enough1ー22】日本のいいところ

日本の課題(良いところ) 日本(江戸時代でも)いいことは、気候は暑すぎることも寒すぎることはなく、有能な人材は育てられ、情報(知識)がうまくコントロールできていた。現在はグローバル化しましたが、地球の中で閉じています。江戸時代は日本国内で閉…

【Just Enough1ー21】江戸時代の課題

江戸時代の課題 江戸時代も詰まるところ、3000万人が食うための課題なんですね。制約条件としては狭い国土で、耕地や資源は限定されておりなかなか難しい。気づかれた方々も多いかと思いますが、江戸時代の課題と現在の課題が似ていると思います

【Just Enough1ー20】

世界の課題 昨日は英語で出しましたが、日本語では画像のようです。何度かふれてきましたが、過去の世界では都市化が進み、人口が多くなると、食料供給問題が起こり、そして排泄物の処理、そして、情報。現在インターネットがありますが、溢れているからこそ…

【Just Enough1ー19】世界の問題

巷ではSDGsとかESGとか言われてますが、詰まるところどうしたらいいのか、それをゆるーく考えてみようと、このSNSを始めてみました。よってしつこく続けます。整理をすると、世界の問題は画像のようになるそうです。 課題

【Just Enough1ー18】イギリス席巻

イギリス イギリスで石化エネルギー使うようになり産業革命が起こりました。産業革命で、イギリスが世界を席巻しました。石化エネルギーを使うということは、過去の太陽エネルギーを使うということなんだと思います。エネルギーを過剰に使うこととなり、地球…

【Just Enough1ー17】循環型社会

農村 逆に、江戸時代の農村では、年貢は納めるものの、ある程度閉じた世界で成り立っていたと思います。農村は米を作るために田んぼをやります。日光を使って稲を育てて、米を収穫します。里山を整備して、薪を取得し、釜でご飯を炊きます。そして稲わらや落…

【Just Enough1ー16:西の理解】悪循環

アマゾン熱帯雨林 前の話に戻ると、都市の食をよくするためには、安くて美味しいものが求められる。牛肉を安く作るためには、アマゾンの森林伐採を行い、牛を大量に育てる。すると大量のCO2が排出されるが森林が伐採されれいるから、CO2が吸収できなくなる…

【Just Enough1ー15】西洋の考え方

いよう 専門分野を極めるのはロジックを構築するということですが、実は繋がっている。一石二鳥という言葉がありますが、まずは全体のつながりを考えると、そういうことが起きる。一つ一つで特化すると、他が悪くなる、悪循環になる。

【Just Enough1ー14】実は大きな日本国

江戸時代は200年以上前に3000万人(現在のポーランドと同等)いたということはその時代としては大きな国だった。西洋の国々では、水の専門家、森の専門家が育って、別々に活動してきた。根本的に西洋では一つの分野で専門家を作るという哲学だった。でも、実…

【Just Enough1ー13】リテラシー

江戸時代は、読み書きが40%ぐらいできたので、情報が伝えることができた。良い意味でも、悪い意味でも江戸時代は管理社会だった。倫理も大事されてきた。戦国時代には戦争をしたり、お城を作ったりするために森林伐採が起こったが、江戸時代には燃料とし…

【Just Enough1ー12】江戸時代の人口は3000万人

江戸時代は実は人口が多かった。なんと3000万人いた。(現在のポーランドに匹敵)明治維新で江戸時代は産業革命前だから古いと認識(私も含)していたが、エネルギー革命を起こす前から3000万人いたということは、国としてパフォーマンスがあったのだと思い…

【Just Enough1ー11】現代の問題

温暖化(化石燃料エネルギーを燃やしてCO2をだす)・森林破壊・伐採(例:牛を飼うための牛舎をつくるためにアマゾン等で伐採)・淡水の供給と利用(日本ではすくないが世界では淡水が不足)、人口増(都市化すると食料が足りなくなる)。都市化して人口が増…

【Just Enough1ー10】この本

次に金沢工業大学の先生になって、出版したのが、前にも紹介した、Just Enoughです。こちらは建築というよりも、江戸時代で住む環境を「どうやって維持するか」の知恵を書いた本です。江戸時代に村落で生活が成り立つ・維持できることが、実は現在の環境問題…

【Just Enough1ー9】本の出版

少し話は戻りますが、弟子入りして、日本の寺社は建築はどうやっているのか、毎日毎日聞いたり・質問したりして、建築の図面とか文章を書いてまとめたものを「日本の寺社の秘密」として本にしてしまったそうです。修士の時だったそうですが、出版は英語で、…